涙ながらに「体力」を考える。

4月7日の日記です。
中前結花 2026.04.08
誰でも

「早く起きよう」「とても早く起きよう」「わたしは起きられる」。昨日の晩、何度も何度も念じて、アラームだってすごく早く設定していたのに、気づけばベッドの上で8:00になってしまっていた。なんということか。やっぱり「起動が悪いんだよなあ!」と毎日思う。
そして数日忘れていたけれど、そうだ、わたしは「午前を制する女」になりたいのだった。8:00に起きていては4時間しかない。
もう、今日は「負け」が確定したようなもんだ。厳しい試合になるだろう。それでもこの4時間をできるだけ有意義に使えるようにと、涙ながらに誓うのだった。

今日も今日とて、原稿と販促用の制作物に勤しむ。
まず今日からまた新しく、過去原稿の書き直しをしている。以前から「危ないぞ」と思っていた内容ではあったけれども、書き直しながら。必死に文章を付け足したり削ったり、言葉を差し替えたりしながら。どうしても大粒の涙がもう止まらない。ほとんど号泣に近いかたちで、泣きながら綴った。

以前に、どのSNSであったか「いまが幸せなら泣いたりしないはず」という不思議なコメントをもらったことがあったのだけれど、そんなことってあるだろうか?「いま」がどんなにしあわせな人も、過去のあまりにつらかった出来事や、もう二度と会えないとてもとても大切な人のことをありありと思い出して気持ちを吐露すれば、胸はいっぱいになってしまうものだし、逆にあまりにもしあわせだった出来事や、だれかへの溢れるような深い深い感謝、もう取り返しようもない後悔、まだ何も知らない未熟で無知で幼い自分。そういったものにじっくりと真摯に向き合っても、涙は流れてしまうことはきっとある。だれかと深く関わり、強く結ばれてきた人ならきっとあると思う。
そして、大人だって涙は流していい。涙は悪いものじゃない。
今月発売となる『ドロップぽろぽろ』は、そういう本です。
どうか読んでいただけますように。

書き下ろしの原稿も少し書き足すことができた。2,000以内程度のものであれば一気に書き上げてしまうけれども、8.000字〜を目指すものなら、わたしはこうやって徐々に徐々に編み上げていく。それもたのしい作業だ。本当はもう少し進めたかったけれど、途中から体調が芳しくなくて、続けることができずに残念。

こうして毎日を繰り返して、ようやくわかってきたけれど、1日にたくさんたくさんタスクを詰め込んでも、原稿に関しては、もしかすると1日2つが限界なのかもしれない。そんな悲しい事実に気づく。遅い。気づくのがあまりにも遅い。いや、気づいていたんじゃないか。本当は気づいていた。でも気づかないふりを一生懸命頑張ってきた。だって、それじゃあ間に合わないから……!!現実を逃避していた、逃げていた。そりゃあそうだよなあ。これだけ思いを傾けて書いていると、2つといったところが限度だろう。
悲しくて悲しくて走り出したくなる!!どうしたらいいんだ……!
スケジュール的にどうしても間に合わないから、3つ、4つと詰め込んでしまうけれど、今後いったいどうなるだろう。少なくとも4月は、3つ以上に取り掛からなければいけない日で埋まっている……。もう完全に気づいてしまったのに!無理ってわかっているのに!
どうにか体調を整えて、体力をつけて、取り掛かれるといいなと思う……。


夜は、販促のための制作物を頑張った。いくら時間をかけても終わらなくて途方に暮れていたけれど、ようやく終わりが見えてきた気がする。原稿が遅れて遅れて、ご迷惑をおかけしまくっているけれど、これを乗り越えれば、また原稿と深く向き合えるようになるはずだと信じている。

『好きよ、トウモロコシ。』がまた重版となって、帯も変わる。
重版は本当に嬉しいなあ。小さい頃は母の「お昼は焼きそばやで」とか「百貨店行こか」がいちばん嬉しい言葉だった。胸がキラキラした。大人になれば「串カツたなかに行こう」「中前さんに頼んで良かった」なんて言葉にときめいた。今は「重版決まりました!」がいちばん嬉しい言葉かもしれない。新しい帯も可愛いな。これからも何度も何度も重ねられますように。日々、精進して書き続けられますように。基礎体力を上げなければと強く思う。涙ながらに強く思う。

※これはエッセイではなく、あくまで紙に書いているつもりの「日記」です。

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